non-resident alienとは?
アメリカの銀行口座開設の記事、
バンクオフアメリカ、の開設のところで、
【non-resident alien】の対象の必要書類が、アメリカ人とは違うよ、
我々は渡米してすぐに銀行口座を開く時はnon-resident alienなのでこの必要書類に該当するよう、
という話をしたのですが、
non-resident alien
ってそもそもなんの意味なんでしょうか?
これはアメリカの税制上の言い方で、
アメリカでは、non-resident alienの他、のステータスがあって、
Resident Alien ←アメリカに税金を支払う必要がある外国人 居住外国人
Non Resident Alien ←非居住外国人 税金を支払わなくていい
たとえば、アメリカに3ヶ月だけ短期滞在をする、外国から来た人は、
非居住者となり、税の申告も必要がありませんが、
外国人が申告の年に183日以上滞在した場合は、
ノンレジデンシャル→レジデンシャル になり、税申告の義務があります。
(正確には、Substantial Presence Test で計算するので、2021年に122日、2022年に122日、2023日に122日滞在した場合には2023年の税申告をする必要がある、という感じで)
J1などで就労する人はもちろん申告すると思うのですが、
F1の人で、
学内のアメリカでアルバイトもしない人も、
「全世界収入」をアメリカに申告する必要があります、
例えば日本の会社からオンラインでお金をもらえる場合などですね。それもアメリカに申告する必要があり、その対象がresident alienに該当するようになったら、となります。
申告する年に183日以上アメリカに滞在したら確実にアメリカに申告
なのですが。
申告する年のアメリカ滞在が182日以下で、Substantial Presence Testで引っかかっただけで、
メインの税申告が日本である場合は、
Form8840を出せばアメリカに税を払う必要はない
とか
色々とあります。
non-resident alienとしての必要書類で銀行口座を作れるかどうか、
という観点に関しては、
渡米して182日以内に口座開設に銀行に行けばnon-resident alienとしての対応となる、
という認識で良さそうです。
私は税の専門家ではなく、
かつめちゃくちゃ複雑で、法律に関わってくるので、
参考程度にしていただき、間違っている可能性もあり、こちらの記事を鵜呑みにして税の申告などを怠った場合の弊害などについては一切責任を持てませんのでご了承ください。